『子供の音楽教育の重要性』と『音楽が心と身体に与える影響』

             をテーマに様々な活動をおこなっております

 

人間が幼児期に受ける様々な刺激は、その後の発育に大きな影響を与えます。

近年、特に早期教育の重要性を指摘される方が多くいらっしゃいます。

人間の脳の発育という観点からみて、早期教育の有効性は高いと言えます。

私が今、最も注力している活動『子どもの音感教育』もその一環です。

しかし、早い時期に受動的に何でも詰め込む事が良いことなのでしょうか。

教わった通りの事が器用ににできる能力=良い子・優れた人間なのでしょうか。

 

環境が人を育てます。ですから、周囲の大人たちが

より良い環境を用意してあげるべきです。

でも、いつも大人が用意した整った環境の中で

言われたことだけをこなして

教えられたことだけを覚える・・・

 

そうやって成長していった子どもが

長い人生の中で逆境に立たされた時に

自力で乗り越えられるのかな?

と、少し不安を感じます。

 

私が考える人間にとってもっとも重要な能力は表現力

感情を素直に表現・コントロールして、きちんと相手に伝える能力です。

 

感情こそが一番のエネルギー

 

子どもはみんな自分を表現することが大好き

 

笑うことが好き

話すことが好き

歌うことが好き

踊ることが好き

書く(描く)ことが好き

 

見ること

聴くこと

嗅ぐこと

触れること

味わうこと 

とにかく感じること全てが新鮮で 

新しいことをどんどん自分に取り入れたいという

好奇心でいっぱいです。

 

そして

お母さんが大好き

お父さんが大好き

家族が大好き

お友達が大好き

先生が大好き

   

だからこそ本当に子どもが安心して思う存分

自分を表現出来る環境をつくりたい。

それは、子どもが

親や家族や周囲の大人たちから

たくさんの愛情を受け取っているんだと

明確に感じられる環境です。

 

その中で学んでこそ、その子独自の

思考力・判断力・決断力が身につき

感性豊かで生命力に満ち溢れた子どもが育ちます。

 

与えられたことだけをするのではない。

簡単なことだけをやらせるのではない。

 

周囲の大人たちは

手出しをしない。

口出しもしない。

 

その代わりに

子どものやっている事を

いつも 『しっかりと』 見る。

 

そして子どもの細かな動作や感情の変化を

より敏感に察知出来るよう常に努力し、

ひとりひとりの子どもを観察・研究する。

 

見れば見るほど子どもは

ひとりひとりが創造的で独創的です

 

子どもは全部解っています。

敏感に感じ取っています。

 

ですから「まだ子どもだから」といった考えには危険性があり、

時には子どもの才能や可能性を潰していまうかもしれません。

 

子供向けのものを与えてばかりでは、すぐに飽きてしまいます。

それは子どもが飽きっぽいのではなく、

子どもがそれを本物ではないと感じるから興味を持続しないのです。

本物を与えれば、必ず興味を示してくれますし

すぐに飽きることもありません。

 

 

そう考えると音楽教育でも同じような疑問が出てきませんか?

 

・子供向けの楽譜や曲は本当に必要なのでしょうか。

・楽譜の1ページに大きな音符が数個並んでるような楽譜を

 子どもは面白いと感じるのでしょうか。

・子どもにはこの曲は難しくて理解できない。等という事は

 本当にあるのでしょうか。

・逆に大人なら難しい曲を理解できているのでしょうか。

・そもそも、音楽の難しい・やさしいの判断基準は

 いったい何処にあるのでしょうか。

                       等など・・・

 

ただ、私の経験から言える事は

 

全ての子どもが

音楽に対する感覚や記憶、吸収力においては

成人をはるかに凌駕する能力を備えています。

モーツァルトやバッハやベートーヴェンのように

なれる可能性が十分にあるのです。 

 

 

子どもは最強のチャレンジャー

子どもの可能性は無限

尊敬する教育・保育・育児専門家の先生に

こんなことを教わりました。

人間は自分が与えられた分の愛情しか

他人に与えることが出来ないのだそうです。

 また、

子どもは1日に150回笑う

老人は10回も笑わない

子どもはエネルギーの塊だとおっしゃっていました。

 

『子どもは与えられた愛情しか表現できない』

 

音に関しても似たようなことがあります。  

『人間は聴こえている音しか再現できない。』

 

わかりやすい例えが英会話のヒアリング。何を言っているか解らないと思った英語を

話せる人に訳してもらったら中学校レベルの英単語しか使っていなかった・・・

こんな経験をされた事はありませんか?

原因は日本語と英語で言語として認識している周波数が違うからです。

産まれたばかりの赤ちゃんの耳は本来、全ての言語を理解できる能力が備わっています。

その子供の母国語が決まるのが3歳くらいまでとも言われています。

ですから、幼少期を海外で過ごした方の外国語の発音は美しい。日本語では

あまり使用しない周波数も言語として認識できるから聴き取れる=発音できる

という脳と耳のからくりです。

 

一般的に音痴と言われる方のほとんどが

実はきちんと音を認識出来ていません。

『歌うこと』をトレーニングする前に

『聴くこと』をトレーニングしなければならないのです。

歌が上手くないのではなくて、聴くのが上手くないという事になります。

 

音感をきちんとトレーニングしてあげた子どもは

コツさえつかめばすぐに英語も美しい発音で再現する事が可能です。

何故なら、英語を『正しく聴き取る』能力が

音楽によって備わっているからです。

モーツァルトも5ヶ国語以上を自由自在に使いこなしたと言われていますが、

あれだけの音楽の才能の持ち主ですから

むしろ当然だといえます。

 

子どものうちから様々な刺激を与えられた方が、色々と有利だとは思います。

しかし、大人になってから始めたからといって決して遅いという事はありません。

だって人間の脳は年齢に関わらずいつまでも進化成長できるのですから。

 

 

音楽は総合教育です。感じたり、考えたり、読んだり、書いたり、

実際に身体を動かしたり。

しかもそれらの一つ一つは決してシンプルなものではなく複雑です。

いざ楽器を演奏するということになれば、さらにそれら複数の要素が絡み合って

いきます。

それぞれの要素にはきちんとした理論がありますが、総合的にコントロールするためには

感覚が重要です。音楽を学びながら感覚を研ぎ澄ましていくことで

集中力や想像力、独創性といったその子ならではの個性が育っていきます。

いままで15年以上音楽教育に携わらせて頂き、その経験から辿り着いた

エッセンスが 『子どもの音感レッスン』にはふんだんに盛り込まれています。

未来ある子どもたちの役に立ちたいという思いから始めたレッスンです。

 

ちなみに人間は1日におよそ6万回思考すると言われています。潜在意識のレベルも

含めてです。その半分以上を幸せだと感じられるようになれたら良いですよね。

様々な感情を表現したり、感性を磨く体験が出来る音楽。

それを自ら奏でることで、あなた自身の人生がもっともっと輝きます。

また楽器を演奏したり歌うことは「呼吸」や「指先」の機能や働きを高めます。

 

音楽は心も身体も健康にしてくれる最高のツールです。

 

お子様に限らず、今までにはない何かを求めていらっしゃる大人の方も是非ご一緒に

音楽の楽しさを体験して頂きたいと思っております。音楽を始めてみたい方、フルートに

ご興味がある方、初心者の方、ご経験者の方、みなさん大歓迎です♪

皆様お気軽にお問い合わせ下さい。

埼玉県川越市 海沼音楽教室

 

 

音楽以外の分野の方々とも活動を共にさせて頂いております

アレクサンダーテクニーク指導者 佐藤拓氏と共に

音楽家の局所性ジストニア改善の活動。

古武術研究家 甲野善紀先生や

フルート奏者で古武術の考えを楽器演奏に活かす研究をされている

白川真理先生との講座開催。

教育や保育のプロフェッショナルの方々とのイベント。

絵本・イラスト作家の方と絵本の読み聞かせ。

食と健康の専門家とのコラボレーションで講演会+音楽会もおこなっております。

 

演奏出演や子どもの音楽教育についての講座やレッスン、実施などのご依頼も

お待ちしております。お気軽にお問い合わせください。

また、私が活動を共にさせて頂いている方々との共同企画のご依頼も

お待ちしております。  

           

           お問い合わせはこちらからどうぞ

  

  

                                                              2013年3月更新 海沼 祐介